2013.12.~2014.08.

冬の日は残酷ですかお母さま世界は明日溶けて消えます。

華はもう此の世の何処にも在りませぬ水鏡には欠けて逝く月

のいろーぜ、メランコリック、頭上には薄い涙の膜があります。

都心部を沈めてしまう六ツ花と紫煙が沁みる底冷えの夜

貴女が一番美しかったからか、死化粧なのに白無垢のよう

空白む。狸の寝床へ行くとて草分けし道に夜露落つらむ

店先に土用鰻の文字を見ゆ我は我とて我は我なり

雷の嘆きわたるはゆめゆめに愛すまじなり夏雨の歌

妄想が酸欠を生むやまいだれの跳ねが鋭利な彼

十回も、二十回も、そのまま死んでしまいたい

 

あきらめは
いたずらに鳴る
しゃり、しゃりと
ては握ってた、
たのだ、けれども

 

透明で甘い香りの無責任が溶けて染み入るチャイナブルーに

気休めと継ぎ接ぎだらけのことのはの魂配合抗不安剤

遥かなる旅路ゆくとて白髪は乱れなきゆえ死香厭わず

支配欲依りてきし此処、鼠蹊部の丘陵に聞く水の母音を

緩やかに失せていく熱鋤焼きをフライパンにて作る食卓

皐月前、熊の鼾を聴きながら冷蔵庫から卵取り出す

絹豆腐染み入ればこそ崩れてく春菊の頃にさよならをいう

甘すぎる日本酒の横の安酒の名を知らぬまま日付は変える寄る辺なき夜に

踏み込むぱしゃんぱしゃん、僕は足から潮風に溶け

戸惑うは刹那、君の背中を押した手は緊急停止が響くホームで

真冬日の換気と煮干し猫の声雪解け水が雨戸を叩く

 

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体より心だなんて言う男決まって誰かのハジメテ求む

 

 

泣き虫さよこに必要なのはチョコにお薬お友達

 

 

 

 

だいだいの
いろはゆうぐれ
すんだそら
きみがいたふゆ
でした、さよなら

 

 

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